2009年12月 9日 (水)

” ドル亡き後の世界 ” 副島隆彦著

副島隆彦氏の最新の発刊書である。毎度ながらの鋭い視点と事実の積み上げによる大胆な予測、そしてその単刀直入な口調には恐れ入る。

目次>
 第一章 2010年末、恐慌突入
 第二章 1ドル=10円の時代
 第三章 中国が引き金を引く「ドル亡き後の世界」
 第四章 「金融時限爆弾」が破裂する日
 第五章 日本は保有する米国債を売却せよ
 終章  「ドル亡き後の世界」を生き抜く
 巻末  底力ある企業60株の一覧
 
 
抜粋&コメント>
 副島氏のシナリオでは、今後ポイントとなる時期は、2010年2月冬季オリンピック(↓↑)、2010年末~2011年初頭(↓)、2011年オバマ大統領失脚(?!)、2012年ドン底の1ドル=10~30円。
 簡単にはこのようなシナリオでアメリカ経済と共に世界は恐慌に突入していくが、その過程では多少の浮き沈みの波がある。中国が意を決して米国国債を売り払い暴落させればその時が本当の世界恐慌突入である。「オバマ大統領の任期途中での辞任とヒラリー大統領の登場」というシナリオは副島氏の唯一オリジナルな大胆な予測である。
 圧倒的人気を誇ったオバマ大統領の失脚を公言する人は世界を探しても他には見当たらないだろう。日経平均はその間に5000円を割り4500円の最安値をつける。ドルは2010年末から80円を割り始め、2012年には30円~10円となる。
 株式市場は政府のお手盛り。3月からの上昇は人為的なヤラセである。ここで儲けたのは大半がプロたちである。米ゴールドマンサックスが先物市場でのバクチの繰り返しで一人勝ちしているのには理由がある。
 サマーズ元財務長官NEC委員長はオバマ大統領の子守番、オバマ氏との共同責任で失脚する。
 中国は通貨体制の見直しを公言し、ドル基軸通貨体制に大手をかけた。アメリカの追加経済対策も2010年初には効果が無くなる。グリーンスパン前FRB議長はロックフェラー帝国の墓堀人だった。アメリカ自身もドルの信用力を疑い始めた。アメリカ金融機関のストレステストは実際には大銀行19行とSEC検査官のペーパーでのやり取り(立ち入り検査無し)が全てだった。体のいいお手盛りの政府主導の粉飾決算である。
 1ドル=10円はデリバティブの処理から導かれる、これをアメリカはデノミで実施するだろう(借金の縮小化)。ウォーレンバフェットやジョージソロスはCDSを金融核爆弾・大量破壊兵器と警告していた。既に80兆円の厚生年金が米での運用失敗で消えた。
 中川昭一元財務大臣の酩酊会見には財務官僚の玉木林太郎、篠原尚之、読売新聞記者の越前谷智子が関わっている。アメリカに物言った中川氏はロックフェラーの手先に殺された。アメリカに洗脳しつくされた財務省の売国官僚たちを厳罰に処せ。
 2009年6月に新興4カ国(BRICs)で米ドルに代わる新たな国際通貨について話し合った。
 10年後を見越せば底力のある企業がある(巻末60社)。

 以上は、大体の抜粋である。読後、改めてアメリカ政府や日本官僚に対する憤りの念を抱かせる。世界(アメリカ)のパワーエリートたちの舞台裏を伝える副島氏の勇気と洞察力には頭が下がる思いである。
 この本に記載されている内容を真実として信じるかどうかは、読者の洞察力・情報力・判断力によるだろうが、これまでの副島氏の実績から私は信じている。

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2009年11月18日 (水)

長期投資家がニヤリとする7つのメガトレンド 澤上篤人著

長期投資家がニヤリとする7つのメガトレンド (角川SSC新書)

澤上篤人著

目次>
 序章  大きく変わる世界の潮流を読み解こう
 第一章 金融の時代が終わり、実物経済の時代へ
 第二章 本格的インフレというメガトレンド到来
 第三章 新興国の成長で資源、食糧、環境すべてに投資不足
 第四章 日本の産業構造が激変するのもメガトレンド
 第五章 機関投資家の運用にも厳しい環境が待っている
 第六章 個人金融資産は預貯金指向から投資へシフト
 第七章 日本の金融ビジネスに地殻変動と新風が
 終章  時間を味方につけて、おおらかな運用を心がけよう
 
 
抜粋&コメント>
 今後の世界経済、日本経済を占う上で参考になる見方である。キーワードは実物経済・インフレ・生活必需品の高騰・<資源・食糧・環境>業種・代替資源国日本・年金制度改革・機関投資家の自己変革・長期保有型ファンド・預金から投信・新しい金融機関の台頭・長期資産形成には株式投資、などである。
 特に<新しい金融機関の台頭>というのは嬉しい傾向である。筆者も述べているが、今の金融機関は殿様商売であり、お客様の利益などはほとんど考えていない。それは各種手数料の高さや金利の設定などを見れば明らかである。護送船団方式で国に守られてきた為、農協をはじめとする公的機関と体質は同じものを持っている。と同時に貸し剥がしをするなどヤクザ的な面を併せ持つ。
  こういった不信感はバブル崩壊以来払拭されていない。筆者が上げる利用者利便を追求する新しい志高き変革者「おらが町の投信」「ありがとう投信」「セゾン投信」「浪花おふくろ投信」「かいたく投信」「楽知ん投信」「ユニオン投信」「コモンズ投信」などには是非頑張ってもらい、応援していきたいと思う。

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2009年10月16日 (金)

これから10年大予測 船井幸雄著

これから10年大予測―資本主義崩壊、次はこうなる! 船井幸雄著


 船井幸雄氏の2004年10月20日発刊書である。現在予測の半ば5年を過ぎて
予測内容を検証する。結論から言うと、元々本書では大きな流れが書かれており、
よくある予測本のように具体的な事象の発生時期などが書かれているわけではな
いので実際には細かな検証はできないが、世の中の流れとしてはほぼ合っている
と言える。

目次>
 第一章 われわれが直面する経済・人類・地球の危機
        景気回復は見せかけ、一億層中流の終焉、デフレは世界を呑み込む、
        イラク戦争はアメリカのユーロ台頭阻止、資本主義の崩壊の始まり、小
        泉政策によ日本経済のシステム崩壊、今地球が病んでいる、他
 第二章 従来の成功ルールに安住する者は衰退する
        諸悪の根源は嫉妬心、エゴは地球の理、分かち合いは宇宙の理、複雑
        ・不調和・競争・秘密・束縛・不公平・分離・デジタル・ムダムリムラ・短所
        是正 ⇒ 単純・調和・共生・開けっ放し・自由・公平・融合・アナログ・効
        率的、宇宙の理に従う幸島の猿、他
 第三章 いま、われわれは大変な岐路に立っている
        思いを共有し地球維新を起こそう、歴史的分岐点、地球の磁気圏と太陽
        活動の大変化、2012年12月21日22日、原因の世界と結果の世界、素晴
        らしい未来をつくろう
 第四章 幸せな未来を掴む成功する生き方の実例、他
        宇宙の理は日本人になじみ深い、屋久島のゼロエミッションモデル、EM、
        オレノデバン、カリカPS-501、第八世代コンピュータ、一人の思いその波
        動が時代を変革する、他
 あとがき 百匹目の猿現象を起こして素晴らしい世の中にしよう
 
  
抜粋&コメント>
 経済指標の一つである日経平均を見ると、2004年10月10,800円弱から2005年10月
13,600円、2006年10月16,400円、2007年6月18,100をピークに、2008年10月8,600
円、2009年10月現在10,000円前後となっており、2007年半ばをピークに下落基調と
なっている。
出版当時は経済の回復基調にあったはずであり、本書の内容は少し悲観的すぎると
捕らえられるものだったはずである。

 しかし、ご存知のように実際には資本主義の象徴的存在であるアメリカから、2008
年9月のリーマンショックをかわきりに世界同時不況へと突入した。現在回復過程の
様相を呈しているが、予断を許さない状況であることは確かだろう。著者は2010年以
降2020年までに地球規模の大変化が起こると予言しており、これからが本番(楽しみ)
というところである。
 また、それは、現在の資本主義の価値観である「地球の理」から共生・分かち合い
の「宇宙の理」への変化であり、それが自然の摂理にかなった生き方であると述べて
いる。

奇しくも日米共に2009年に生活者主権や平和を主張した新政権が誕生した。地球温
暖化や天災、失業やテロ・・・、さて、もしこの大変革が起こるとすれば、純粋にワクワ
クしてくるのは不謹慎であろうか。。




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2009年10月 2日 (金)

ジュンク堂 アバンザ店

先週ジュンク堂 アバンザ店に行った。5~6冊の本を読み比べて2冊買った。
店内に椅子と机があり、喫茶コーナーもある。開店してからもうずいぶん経つが読み比べには本当にありがたい。帰宅してポイントの付くアマゾンでの購入も考えられるが、ここは我慢して感謝で購入した。
近くの書店もこうであると助かる。というか、儲かるような気がする。どうしても立ち読みになってしまい疲れる。ま、それが狙いかもしれないが、椅子があると近隣の固定客もつかめるかもしれない。最近本屋さんが減ってきているので、このような取り組みも試してほしい気がするね。

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ハンドヒーリングについて

書店で「ハンドヒーリング・・免疫力を高める」今野聖也著を見つけ、”ハンドヒーリング”という言葉を知った。

ハンドヒーリングというと最近できた言葉だろうか。
以前は、ハンドパワー、手かざし、だろうか。直訳すれば手による癒しか。気、オーラ、超能力とは少し違うようである。

「手当て」は、正に手を当てて傷や不調の部分を治した所からきているという。私も同じ様に考えていたので納得。この本を書店で見つけ思わず買ってしまった。

目次>
 序章  誰もがわかるヒーリング免疫学へようこそ!
 第一章 白血球にの自律神経支配の法則
 第二章 三つの「3つのS」の法則
 第三章 ミトコンドリアの法則
 第四章 サカサの法則
 第五章 ヒーリングトライアングル理論
 第六章 ハンドヒーリング技術(基本編)
 第七章 ハンドヒーリング技術(応用編)
 第八章 ハンドヒーリングの正体は一体何か?
 
 
抜粋&コメント>
 著者はヒーラーであり医者ではないが、独学と実践で体の免疫力の維持向上システムを解き明かし、独自の理論を展開している。タカツカヒカル氏に感化され能力を開花させた著者が主催する「ハンドヒーリング実践研究会」にはヒーラー・整体師・医者など専門家も多く参加しているようだ。統合医療、代替医療が徐々に浸透してきた関係だろうか。

また、独立行政法人放射線医学総合研究所の実験にも参加して意識集中による生物フォト変化を実証している。
各種セミナーも開催し、ヒーラーの育成・教育に力を注いでいる。メールでのやりとりでは、真摯で真剣、情熱的な人柄がうかがえる。私も試みている。

 私は以前から自分や家族にハンドヒーリングをしていたので、その手の能力は誰にでもあると考えている。最近は頭皮へのヒーリングをしているが、効果があるのか無いのかよくわからない。何となく手を当てるとジーンとした感覚が頭皮にあり、ピリピリとした感覚が耳や顔・足裏に感じるのである。頭のツボを刺激しているという感じだろうか。止めても暫くは感覚が残っている。気持ちがいいわけではないが何となく病み付きになってしまっている。
母親に言わせると、気持ちがよく頭がスーッとするらしい。

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2009年9月21日 (月)

「知の衰退」からいかに脱出するか?大前研一著

「「知の衰退」からいかに脱出するか?」大前研一著
そうだ僕はユニークな生き方をしよう

 大前研一氏の日本国民へのメッセージ的本である。「本書はここ数年日本で起こっているさまざまな現象について私の見解を”集団知”というフィルターを通して述べたものだ。
言わば、私流の”21世紀の日本人論”である。」と著者自身が述べているが、今後日本人は自分自身で考える力をつけて、IQを高め、自分で答えを見つけるすべを身に付けてほしいという願いが込められている。実際著者の現在の活動は教育に重点を置いているといっても過言ではないだろう。

目次>
 第一章 「低IQ社会」の出現・・あなたは「低IQ社会」の一員に甘んじていないか
 第二章 官製不況の根は「知の衰退」
 第三章 一億総「経済音痴」
 第四章 政局と「集団知」
 第五章 ネット社会と脳
 第六章 無欲な若者と学力低下
 第七章 「集団IQ」を高める教育改革
 第八章 「低IQ社会」で得をしているのは誰か
 第九章 勝ち組から学べ
 第十章 21世紀の教養
 
抜粋&コメント>
 全体を通して、自分も低IQの一員であると気づき、思わず苦笑いしてしまう場面が多々あった。
今の日本は、ものを考えない低IQ社会となってしんまっている。原因はマスコミや政治家などによる影響(洗脳)とある程度生活できるレベルで満足してしまうスモールハピネスという考え方からきている。著者の視点は常に世界にあり、世界の中における日本の位置づけという考え方が常にある。経済・政治・学力・教育レベル・生活レベル・医療制度・税金制度・地方分権等々に及ぶ。元々企業経営コンサルタント・国家アドバイザーである氏の考え方がそのまま反映されている。スモールハピネスは世界との競争の中でいずれ成り立たなくなっていく。だから大国(アメリカ、中国)、中規模国(ドイツ、韓国)、小規模国(アイルランド、デンマーク、フィンランド、スウェーデン)の各々から学び、世界の大国として生き延びていく力をつけなければならない。世界のリーダーシップをとれる位にならなければならない。と説いている。英語・IT・ファイナンスの知識は三種の神器として必須であるとも説いている。

 ユニークな生き方をしている私としてはよく理解できるが、リスクを避けて出来るだけ楽に生きたいと考えている多くの人達に今現在理解を求めるのは難しいように感じる。
 しかし、先の総選挙で民主党が大勝したという結果から、国民の多くが「現状を何とかしたい・何とかしてほしい」という気持ち(危機感?)が強いことも確かであり、こういう状況に底力を発揮してきた日本人だけに、この本の内容は誰しもどこかに共鳴する部分があるかもしれない。

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2008年11月 9日 (日)

「オバマ--アメリカを変える挑戦」 バラク・オバマ

現在、アメリカ次期大統領となるバラク・オバマ氏の書いた原書を読んでいる。
しかし、既に今年前半に、簡単にオバマ氏を紹介した下記書籍を読んだ。
この本は、英語で書かれているが、翻訳も同時に書かれていて、英語の勉強にもいい本であるので紹介したい。


目次>
 ・家系図 ・異なる土地 ・学生時代 ・大学へ進む ・地道な下積み時代 ・ケニアにいる家族 ・新たな志 ・公職への道 ・全国進出 ・重要な出来事の年譜 ・用語集 ・おわりに

抜粋&コメント>
 この本は、オバマ氏が書いた本ではなく、オバマ氏を解説した本である。だから、オバマ氏の基本的な考え方や感性がどの様な環境で形成されてきたか。ということを簡単に知ることができるいい本だと思う。英語の多少の勉強にもなる。幼年時代や学生時代、家族や生活環境などの写真も掲載されていて、よりイメージがつかみやすいだろう(ちなみに、オバマ氏が書いた原書には一切写真は掲載されていない)。

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最高支配層だけが知っている「日本の真実」 副島隆彦編著

経済評論家の副島隆彦氏が2007年2月に「最高支配層だけが知っている日本の真実」という本を編集出版した。
この本は、副島隆彦氏を筆頭に、中田安彦氏、根尾知史氏、吉田祐二氏、鴨川光氏、葭川邦弘氏、日野貴之氏、須藤喜直氏、谷口誠氏、関根和啓氏、らとの共著である。


目次>
 第一章 安倍晋三の奇怪な変節と「ザ・カルト・オブ・ヤスクニ」
 第二章 大衆世論を操縦せよ
 第三章 遅れて来た「拝金主義者」
 第四章 日本銀行はロスチャイルドがつくった
 第五章 世界の歴史を金で動かす男たち
 第六章 秀吉の金、信長の金
 第七章 女王陛下の明治維新
 第八章 日本海海戦はイギリス海軍の観戦武官が指揮していた
 第九章 ロックフェラーが仕掛けたウォーターゲート事件
 第十章 「ロッキード事件」におけるザワザワとひろがる事実
 第十一章 「愛の思想」で新自由主義から身を守れ

抜粋&コメント>
 ここで既に安倍元首相の政権が長く持たないことを予言していた。アメリカから嫌われた為、体調不良という無理やりの理由を演じたのだろう。今更ながら素晴らしい分析であった。また、他の共著の章については、戦前戦後の日本の裏の支配の構図についてよく研究されていると思う。
 しかし、支配層の人間性というのは、日本もアメリカも大差が無いような気もする。権力や金を取り巻く世界に洋の東西は無いのではないだろうか。たまたま(時代の流れとして)日本は第二次世界大戦に負け、支配される側へと変わり現在までそれが続いているということで、その前までは、アジアを同様に支配しようとしていたのは他ならぬ日本であったのではないだろうか。現在の日本にとってのアメリカは、アジア(韓国や中国)にとっての日本となっていたかもしれないのだ。

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2008年11月 8日 (土)

「ドル覇権の崩壊」 副島隆彦著

経済評論家の副島隆彦氏の「ドル覇権の崩壊」(2007年7月発行)を読んだ。


目次>
 第一章 2008年末からドルが大暴落しアメリカ帝国は衰退する
 第二章 世界はこうしてドルに騙された
 第三章 かくてドル覇権は崩壊していく
 第四章 日本はどこまでアメリカに毟(むし)られるのか
 第五章 アメリカが衰退し、中国が次の超大国になる

抜粋&コメント>
 本書冒頭では、「2008年暮れから2009年にかけてドルは暴落を開始する。2年後には100円と割り、80円台に突入していく」と書かれていた。ドルは2008年11月7日現在97~98円であり、10月末には取引時間中とはいえ一時80円台に突入した。なんと1年も前倒しで暴落しているということか。株価は日経平均8583円、NYダウ8943ドルとなり大暴落である(10/27には7200台円まで下げた)。恐慌への流れ(既に突入しているのだろう)は加速されている。世界の金利は一斉に下げられた。今までほとんど対岸の火事の様に見ていた(政府・日銀)日本までが右ならえである。露・中・欧はIMFとは違う国際決済銀行を作ろうとしている。もはやドルの信用低下は決定的となった。アメリカの経済・政治の指導的立場は失われたに等しい。世界の先進国や大国の中で、言う事を聞いてくれるのは日本位になってしまった。得意の戦争経済も使える状況ではない。かくして筆者の読みは大いに当り続けるのだろう。大いに信頼に値する書である。

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「守り抜け個人資産」 副島隆彦著

副島隆彦氏の2007年の書「守り抜け個人資産」を読んだ。



目次>
 第一章 恐ろしい金融管理---国の「統制経済」が強まっている
 第二章 個人資産は「ユーロ」「人民元」「金地金」に移せ
 第三章 「景気回復」の大嘘---タンス預金が危ない
 第四章 資金の一部を国外に避難させよ
 第五章 「ドルと円の心中」が迫っている
 第六章 税務署は国民からお金を召し上げればいいと信じ込んでいる
 第七章 かくて日本のデフレ経済は続く
 付録 副島隆彦が推奨する「世界基準で高い評価を得ている海外ファンド」

抜粋&コメント>
 2006年12月3日大阪高裁で「住基ネット違憲判決」の3日後に竹中裁判官が死んだ(この事件から想起されるのが、竹下元首相、橋本元首相の死である。共に不思議な死に方だった)。国家に対する反逆への報いなのだろうか。もちろん筆者も自殺などどは考えていない。2008年11月現在、予想通りの株の暴落と世界的金融危機の中で、一部想定外の円高があるが、デフレや景気後退、経済の統制化への流れ等は予想通りである。世界的な金利引下げにより更にキャッシュがダブつき、ペーパーマネーの価値の低下が加速されつつある。現物資産への移行の流れは変わらない。付録の海外ファンドは今年どうなのか?サブプライムの影響や世界同時株安に対してどうなのか?検証の価値があるかもしれない。

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